「磐余池」の堤はL字形に屈曲 日本書紀ゆかりの遺跡

「磐余池」の堤はL字形に屈曲 日本書紀ゆかりの遺跡
 奈良県橿原市教育委員会は3月7日、日本書紀などに登場する「磐余池(いわれいけ)」との見方が強い同市のダム式ため池跡、東池尻・池之内遺跡(6世紀)で、水をためるために築いた堤の一部が、L字形に曲がっていたと発表した。同市教委は「堤の外に何かの施設があり、それをよけて堤を曲げた可能性もある」とみている。磐余池については、日本書紀などに聖徳太子の父、用明天皇らが近辺に宮殿を置いたなどの記録がある。