六波羅蜜寺開山1050年を記念し坂東玉三郎さんが舞奉納

 平家ゆかりの六波羅蜜寺(京都市東山区)で11月16日、開山1050年を記念し、本尊の国宝・十一面観世音菩薩の前で、歌舞伎俳優で人間国宝の坂東玉三郎さんがしなやかに舞を奉納し、詰めかけた観客を沸かせた。寺は963年、悪病退散を祈願するため、空也上人が開山。境内には平清盛らの供養塔が建立されるなど、平家とのつながりが深い。この日は本堂から屋外にせり出した舞台で、太鼓芸能集団「鼓童」と共演。日本神話を題材に自身が演出した舞踊劇「アマテラス」をモチーフに、優美な舞を演じた