ペルーのパコパンパ遺跡から紀元前800年の大型石彫発見

ペルーのパコパンパ遺跡から紀元前800年の大型石彫発見
 国立民族学博物館(大阪府吹田市)の関雄二教授は9月6日、南米ペルーのパコパンパ遺跡から紀元前800~同500年ごろの大型石彫が見つかったと発表した。石彫は神殿跡で見つかり、高さ約1.6㍍の棒状。大きな目に口を開いて牙を見せたジャガーのような頭部と、両手を合わせ祈るような人間の体が組み合わされていた。古代アンデス文明ではジャガーは神聖で霊的な存在として崇められてきた。関教授は、動物の霊的存在と交流した宗教的リーダーが権力を発揮していた-とみている。